過払金請求の時効は10年と言われていますが、時効のスタートはいつからでしょうか。
「過払金請求は時効となる完済後、10年以内に行えば可能か?」について解説します。
過払金請求の時効は完済後から10年がスタート
完済してから過払金請求の時効はスタートしていきます。
つまり、2018年なら2008年位に完済している人は、既に時効を迎え始めています。
2007年以降は過払金請求が発生していない
過払金が発生するグレーゾーン金利での営業が行われていたのは、遅い業者で2007年頃までとされています。
この年以降に借金を始めたという人は、過払金が発生しているかはかなり怪しくなります。
最近借金した人なら過払金は発生していません。
時効が成立していない人でも、過払金は微々たるもの
「2007年より前から何年間も借りているよ!」という人は完全に借金のプロでしょう。
過払金が一杯戻ってくることを期待したいでしょうが、例えば2005年に借金を始めたとして、2007年にはグレーゾーン金利が終わっているのですから適用期間は2年間です。
50万円、グレーゾーン金利、2年間で計算して払いすぎている金利は7万円くらいですので、たいして戻ってこないと言えるでしょう。
過払金は時効ないならも取ってくる可能性はありますが、多重債務者以外法律家の手数料以上には戻ってきません。
すっぱり諦めることも1つの方法です。